器質的(SH)心疾患は、非冠状性の心臓病群であり、弁の機能不全、隔壁の欠損、心臓の穴といった欠陥など、心臓の構造に影響する心臓病です。SH疾患は先天性欠損、消耗、またはその他の心臓病が原因で生じることがあります。SH心臓病学は、介入性心臓病学(IC)の専門分化として、過去50年間で進化しています。
SH疾患は、心エコー図、MRI、胸部X線や心電図といった画像化技術がなければ診断できません。
インプラントを用いた治療やカテーテルを用いた処置は、次のことに大きく依存しています。
SH疾患は稀であるものの、器質的心臓病とみなされる病気にはさまざまな種類があります。
それぞれの疾患に合わせた経皮経カテーテル閉塞デバイスを用いて治療することができる疾患には、次のものがあります。
- 心房中隔欠損症 (ASD):ASDには変種が数多くありますが、その大部分が手術、または心房中隔にある開口欠損を塞ぐ経皮閉鎖で治療することが可能です。
- 卵円孔開存(PFO)。卵円孔開存(右心房と左心房の間の開口)は、胎児期の血流を促進し、通常は出生後まもなく閉塞します。
- 心室中隔欠損(VSD):心室中隔やこの領域の筋肉の膜にあるこれらの欠損は、経カテーテル閉塞デバイスをもちいて治療し、このデバイスは従来の手術による閉塞よりも成功率が高いことが判明しています。
- 動脈管開存(PDA):PDAは、胎生期に肺動脈から大動脈への血流の通過を可能にし、出生後にこの経路に欠損があった場合は、心臓肥大を防ぐために、直ちに治療しなければなりません。
- 左心耳(LAA):LAA領域に形成された血餅は血栓塞栓症の原因となり、この部位を塞ぐことで、血餅の形成を防ぐことができます。
- 弁周囲漏出(PVL):人工弁や移植されたリングからの漏出によって生じます。
- 心筋梗塞後心室中隔破裂:心筋梗塞手術によって生じた破裂は、閉塞デバイスを用いて塞ぐことができます。
- 肥大性閉塞性心筋症(HOCM):手術や投薬の他に、経皮的中隔心筋焼灼術と呼ばれるカテーテルを用いた治療を行うことができます。
経皮的に設置された(つまり皮膚を通して専用カテーテルで設置した)インプラントを用いて治療することができる疾患には次のものがあります。
- 左心室瘤:この動脈瘤は筋肉の損傷につながります。移植したデバイスを使用して、損傷した筋肉を健康な組織から分離します。
- 心臓弁膜症:僧帽弁狭窄と弁閉鎖不全(クリップインプラントで治療)を含む、大動脈弁狭窄(弁置換術を実施)は、それぞれの疾患専用の経皮デバイスで治療することができます。
これら治療の重要性から、医療機器メーカー(OEM)は、最高の製造品質と精度を確保しなければなりません。これを実現するために、Quasarでは経カテーテルデバイスとインプラントの無菌の生産とパッケージング、さらに効率的な輸送を行っています。Quasarの生産とサプライチェーンの優れた管理慣習は、注文サイズの変動にも対応可能である、ということを意味します。Quasarは世界トップの基準に準拠し、お客様の仕様を厳格に満足することをお約束します。