電子医療機器には、新しいデバイスを開発する高度な研究と工学的専門性、さらに電子機器製造技術が必要とされます。これに加え、神経学的治療に使用される神経学性治療デバイスは、高度な生物的適合性と品質基準を満たす必要があります。Quasarのマイクロアッセンブリの専門技術、新製品や改善品の豊富な設計経験、そしてそれを新しい技術で量産する能力は無類のものです。
ペースメーカー、電池式機械ポンプなど、電子機器は医療機器の標準になっています。革新的技術によって、不可逆的慢性疾患を抱える多数の患者にとって、命を救う治療ができるマイクロ電子デバイスの使用の道が切り開かれてきました。神経刺激(NS)には、脳や脊椎周辺の対象部位に電気刺激を与える、侵襲性および低侵襲性の方法があります。
電気インパルスを使って、痛みの信号が脳へ移動する際にこれを妨害し、痛覚の方向を変更し、これによってさまざまな慢性疾患によって生じる痛みを脳が知覚しないように導きます。
ニューロンの誤作動や神経細胞の機能不良によって生じる神経疾患には、その他にうつ病、てんかん、パーキンソン病、およびアルツハイマー病があります。他の治療では改善しない症状を緩和するために、神経刺激システムを使用した介入治療の利用がますます増えています。
非侵襲性技術には次のようなものがあります。
経頭蓋電気刺激法:外的もしくは皮下、つまり腹部の皮下もしくはその他の部位に装着できるデバイスを介して、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)もしくは経頭蓋交流電流刺激(tACS)を使用します。このデバイスは医用材料で作られており、電池が備わっており、脊椎や脳に近い硬膜外腔といった目的部位へ電気刺激を与える1本以上の絶縁線が設計されています。特にtDCSデバイスを使用する場合には、線を正確な部位に配置することが重要です。
経頭蓋磁気刺激(TMS):このウェアラブルデバイスは、高密度の磁気パルスを発生し、これが脳に神経調節効果をもたらします。磁気コイルを使って磁気パルスを発生させます。パルスの周波数を変動させることで、脳内の興奮性のレベルを調整することができます。このようなデバイスで慢性痛、運動性関連の疾患、てんかんや脳卒中といった疾患を治療することができます。
低強度集束超音波:脳に超音波を送り、運動障害を治療します。このデバイスはCEママークの認証を取得していますが、FDA承認は未承認です。
患者の体内に経皮的に移植される電極を製造するには、その神経刺激システムの構造に医用生体材質を採用することが不可欠です。Quasarは、経皮的に移植されるデバイス本体、リード線シース、リード線、電極や磁気コイルを含めた神経刺激装置の部品として使用する、改善材料の開発に必要な生物的適合性と試験の専門技術を有しています。
Quasarの数ある強みの1つは、より優れた材質と仕様を備えた改善品デバイスを導入するための、新プロセス開発(NPD)の研究と設計能力です。Quasarが分かりやすいフロー図(PFD)を使って製造考慮設計(DFM)を立案するため、お客様には組立段階や重要ポイント、さらに採用試験プロセスについても、効果的に評価していただくことができます。Quasarの専門評価担当者が、廃棄物を無くし、生産の障害物を取り除き、高度に効率化された生産・試験・パッケージ工程を実現します。Quasarの豊富な経験と研究能力で、新製品導入(NPI)が可能となります。完全ターンオフソリューション(FTK)で、コスト効率と市場に出るまでの時間短縮が実現され、包括的なコンプライアンス規制が高い水準で満足・維持されます。
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